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その昔、アメリカのケネディ大統領はその就任演説の中で「わが同胞のアメリカ人よ、あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おうではないか。わが同胞の世界の市民よ、アメリカがあなたのために何をしてくれるかではなく、われわれと共に人類の自由のために何ができるかを問おうではないか。」と国民に語りかけました。
海外各国との物理的空間がインターネットや航空機の発達で、すさまじいスピードで狭小になる中、国家としてのあり方が問われる一方で、国家としてやるべき事の吟味がいまだ進まない現実があります。「憲法改正は自民党の党是であり悲願でもある」として、小泉、安倍氏とさかんに憲法改正論議を誘導しようとしていますが、まず国家と他国との関係、国家と国民との関係などのビジョンを示してから、現行の憲法とそぐわない箇所があれば改正すべきでしょう。
現行憲法のここがいいとか悪いとか言うのではなく、一旦すべて白紙に戻して、これからの国作りをこのようにしましょうと国民投票にかけて、それから法律として明文化することが自主憲法をもつという事ではないでしょうか。戦後60数年たった今、国家(行政・司法・立法)の他力依存には、甚だしいものがあり、金銭の管理もできずに国債を乱発して国民に借金をし、紛争のリスク回避もできずにアメリカだけに戦術戦力を依存し、国民の財産を守らずに公的年金のように逆に財産を詐取するという現状です。
ケネディ大統領の演説を流用するならば、「国家は国民が何をしてくれるかではなく、国家が国民のために何をしてくれるのかを問おうではないか」ということになります。国家はまず他力依存に甘えることなく自力走行できるスタッフを揃えなおす必要があります。そして、国民は国家に甘えることなく、国家が自立できるまで永い目で監視して、育て上げる必要があります。
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