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失敗より成功のほうがいい、誰もがそう考えます。それはそうでしょう、と。確かに、現象面だけ見れば、成功するために様々努力しているわけですから、失敗という結果より成功という結果がほうが、どうみてもいいように思えます。
しかし、一歩下がって考えてみると、成功と失敗は、一体何がどうように違うのでしょうか。「失敗は成功の母」といって、失敗を繰り返すことによって、さらに大きな成功を手に入れることができると昔から失敗した人を励ましていますが、失敗とか成功とかの現象面ばかりを考えていたのでは、あまり本質的なところへは辿りつけないと思います。
御仏は、失敗とか成功とかの現象面は一切みておられないと思います。それは非常に泡沫なことで、成功も失敗も一時的なものに過ぎないからです。大事なのは、その「こころ」です。失敗をしたときのこころ、成功したときのこころが、最も人生を左右する大事な要素です。
人生は、失敗と成功とを繰り返しながら、こころが進化していく過程でもあります。私たちは、どうしても失敗や成功に一喜一憂しながら、喜怒哀楽の翻弄されがちですが、その底辺にある「こころ」にじっと注目しながら、「こころ」は進化し続けているか、それをかみ締めていれば、失敗など恐れるに足りずとという心境になれるのではないでしょか。
失敗を恐れず、成功に酔いしれず、ただ淡々と御仏のこころに叶うように日々を過ごせれば、落ち着いた地に足をしっかりつけた生き方ができるのではないでしょうか。
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