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よく不確実な時代だ、不透明な時代だといわれます。あるいは、何か凄惨たる事件があると、「こころの闇」とか称されて、あたかもこころの問題化のように報道されます。しかし、歴史に不確実な要素などあるものでしょうか。
突発的な力が働かない限りは、歴史は、過去、現在、未来と大河のように悠々と流れていきます。
過去をみれば現在がわかり、現在を分析すれば未来が見えてくる、これが歴史の流転のサイクルでしょう。現在の問題を差し置いて、輝かしい未来が待っているとは誰しも思えません。神風がふいてすべての問題を洗い流してくれるような妄想も、一部の人を除き、誰ももっていないのが現実です。
歴史がどのような流れにあるかを知るには、過去の歴史の事実を振り返ることも必要ですが、その根底にある人々の「こころ」にどのような変遷があったのかを知ることがより必要だと思います。このことは人の歴史を見るときにも当てはまります。様々な環境の変化や年齢の変化などで、人は変化していきます。
しかし、外部要因の「変化」がその人を変化させたと考えるのにはかなり無理があり、説明ができないケースも多々あります。こころが変化したことで、その人も変化したと考えるほうがより自然ではないでしょうか。歴史も同じで、過去、現在のこころを読み取ることができれば、不確実な時代などありえないと思いますが、いかがでしょうか。
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