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どんな事でも土台から作ることは、一番大事なことです。家にしてもそうですが、基礎作りに手をぬいてものはいくら上部に見た目はすばらしいものを備え付けても、時間の経過とともに、あるいはそれほど大きくない天災にあっても、軋みが出てきます。このことは、私たちが生きていくうえで、あらゆる事に通じる大事なことではないでしょうか。
人は、一人で何でもできるというものではありません。人の支え、有形無形の支え、これらがあって初めて何かをなし得ていけるものです。相互扶助の精神が、足りないところを補って、それこそ「お互い様」で生きています。
しかし、相互扶助にばかり依存していては、肝心の土台作りがどうしてもおろそかになってしまいます。他者の力を借りれば、自分ひとりではなしえない事も実現できるようになりますが、人にはそれぞれ分相応に与えられた能力といいますか使命みたいなものがあります。それを逸脱した部分のものはいつか剥がれ落ちていく運命にあるのではないでしょうか。
身の丈にあった土台作りを心がけて、その結果生まれてくる成果は、土台に比例したものしか生まれて来ないと静観することも必要かと思います。見せ掛けの成果を追い求めずに、じっくりと土台作りに時間をかけて様々な外部変化に充分耐えられるようにする事が、あらゆる面で求められています。
人ひとりの生き方もそうですが、広げれば政治や経済などの分野でも、土台作りがかなり疎かにされているような感があります。国家百年の計とまでは言いませんが、分相応の土台作りに着手すべき段階に来てはいないでしょうか。
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